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--- mdl:course_reuse [2023/03/17 06:36] – [推奨はインポート] fragile
+++ mdl:course_reuse [2024/12/06 05:59] (現在) – kiwaki
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 ===== 概要 =====
-今年度のコース（以降、旧コース）で使った項目を、来年度のコース（以降、新コース）でも使用したいということは多々あると思います。そのような場合、moopdleには以下のような機能を使って実現することができます。
+今年度のコース（以降、旧コース）で使った項目を、来年度のコース（以降、新コース）でも使用したいということは多々あると思います。そのような場合、moodleでは以下のような機能を使って実現することができます。
+  - インポート
   - コースコピー
   - バックアップ＆リストア
-  - インポート
 それぞれについて簡単にまとめます。
-==== 1.コースのコピー ====
+==== 1.インポート ====
-旧コースをコピーして、新コースを作成するやり方です。事前にコピー先のコースを用意する必要はありませんが、既存のコースをコピー先に指定することはできません。また、旧コースの項目の中で、再利用したい項目を絞り込んでコピーするむこともできません。
+旧コースのコンテンツを、新コースにインポートするやり方です。事前にインポート先のコースを準備する必要があります。自動作成のコースにインポートすることができます。インポート時に、再利用する項目を絞り込むことができます。
+同じ教員が管理するコース間で、コースの内容を再利用したい時に便利です。
+==== 2.コースコピー ====
+旧コースをコピーして、新コースを作成するやり方です。事前にコピー先のコースを用意する必要はありませんが、既存のコースをコピー先に指定することはできません。また、旧コースの項目の中で、再利用したい項目を絞り込んでコピーすることもできません。
 この方法は、旧コースと全く同じ内容のコースを作成したい場合に便利です。
-==== 2.バックアップ＆リストア ====
+==== 3.バックアップ＆リストア ====
 旧コースでバックアップを作成し、新コースにリストアするやり方です。事前にリストアするコースを準備する必要があります。自動作成のコースにリストアすることができます。
 旧コースでのバックアップ時、新コースでのリストア時それぞれで、対象とする項目を選択できます。またリストア時には、新コースのコース設定に旧コースのものを上書きするかどうかも選択することができます。この上書き設定を誤ると、コースの編集権限を失うことがありますので注意が必要です。
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 登録されている教員が異なるコース間でコースの内容を共通にしたい場合に便利です。
-==== 3.インポート ====
-旧コースのコンテンツを、新コースにインポートするやり方です。事前にインポート先のコースを準備する必要があります。自動作成のコースにインポートすることができます。インポート時に、再利用する項目を絞り込むことができます。
-同じ教員が管理するコース間で、コースの内容を再利用したい時に便利です。
 ===== 推奨はインポート =====
-以下のような理由から、ここでは3番目のインポートを推奨します。
+授業のコースで昨年度のコースの項目を再利用したい場合には、最も手軽に行える1番目のインポートを推奨します。
-  * 既存のコース（自動作成のコース）が新コースとして使用できる
-  * 編集権限を失いかねない設定箇所がない
-  * 以下にあげるように再利用する項目、しない項目を指定できる
-==== 再利用しなくてもいい項目の例 ====
-  * 旧コースと新コースに必ず共通してある「連絡事項」
-  * 使用するテンプレートによっては重複する「コメントシート」
-  * 新コースでは使用しない項目
 ===== 手順 =====
-  - 新コースに入り、使用するテンプレートを選びます
+  - 新コースに入り、使用するテンプレートを選びます（初めて使うコースの場合）
-  - 歯車アイコンをクリックし、「インポート」を選びます
+  - コース名の下の「さらに v」をクリックし「コース再利用」をクリックします
+  - コース名の下に「コース 設定 ...」がありますが、その下の操作メニューが「インポート」となっているのを確認します
   - 旧コースを選択します((リストに表示されていない場合は、検索ボックスで検索してから選択してから選択します))
   - 「続ける」をクリックします
   - 「次へ」をクリックします((ここで「最終ステップにジャンプする」をクリックすると、インポートが始まり、旧コースのすべての項目が新コースにインポートされます。))
   - 新コースにコピーするセクションや項目を選びます
+    * 「連絡事項」「コメントシート」は重複しますので、選ばないようにしてください
   - 「次へ」をクリックします
   - 「インポートを実行する」をクリックします
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   - 利用条件や、締め切りなど、日付を設定している項目がある場合は、設定を変更します
-==== 日付について ====
+==== 特定のセクションのみをインポートする ====
+特定のセクションのみを再利用されたい場合は、そのセクションのみをインポートするという作業を行います。この時moodleは、インポートするセクションが上から何番目にあるかを判断し、新コースの同じ位置にインポートします。ですので、必ず以下の2点を行なってください。
+  * 旧コースのセクションをインポートする新コースのセクションは空にしておく
+  * 旧コースのセクション内にサブセクションがある場合、インポート前に新コースの読み込み先セクションにも同じ構成のサブセクションを作っておく
+==== 日付の設定 ====
 旧コースにおいて、項目の「利用制限」の日付設定や、「課題」の締切日時など、日時を設定している場合は注意が必要です。
 新コースにおいては、旧コースで設定された日付がそのまま引き継がれるわけではありません。
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 新コースに設定される日時 ＝ 「新コースの開設日時」　＋　（「旧コースの該当項目の設定日時」 ー　「旧コースの開設日時」)
+２０２２年4月1日0:00開設の旧コースの項目を、2種類の新コースにインポートした場合、項目に設定されている日付がどのようになるか、具体例を表にまとめました。
+^コース^旧コース^新コースA^新コースB^
+^開設日時|2022年4月1日0:00|2023年4月1日0:00|2023年4月20日0:00|
+^課題終了日時|2022年4月19日0:00|2023年4月19日0:00|2023年5月8日0:00|