昨年来,非常に多くの方に利用していただいているBb9ですが,残念ながら現在のソフトウェアパッケージがサポートされるのがあと3年ほどになってしまっています。一方,昨年度末に文部科学省の「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」への本学の取り組みが採択され,2021年度に「LMSの増強および拡張」を行うこととなりました。
この取り組みでは,オープンソースの学習支援システムを構築することとしており,このタイミングに合わせて現在のBb9から新しい学習支援システム(以下「次期LMS」と呼びます)へ移行いたします。
詳細はまた後日改めておしらせいたしますが,大まかには,今年度中に次期LMSの構築を行い,2022年度1年間はBb9と次期LMSを並行運用,2023年度からは次期LMSのみの運用,となる予定です(以下の図参照)。
今年度4Tくらいから,次期LMSに関する資料を順次公開していきます。教職員の方々に実際にログインして使用していたただけるのは3月以降となる予定です。
情報メディア教育研究センターでは,引き続き皆様のシステム利用に対するサポートをしっかりとして参りますので,今後ともよろしくお願いいたします。
A. Moodleになる予定です。
Moodleは,オープンソースのフル機能LMSで,日本の大学では広く使われています。2017年度調査では40%の大学で利用されています1)。
A. 現在あるコースをそのまま次期LMSにもっていくことはしません。次期LMS稼働後に必要に応じてコンテンツの移行をしていただくことになります。
Bb9と次期LMSは機能のちがいもありますので,コースをそのままもっていって全く同じように動かせるというわけにはいきません。移行できないい機能もありますので,先生方ご自身で確認をしながら必要なコンテンツの移行をおねがいいたします。移行作業に必要な情報提供と技術的支援はメディアセンターでしっかり実施いたします。
A. はい,利用できます。
Teams と Stream はLMSの機能を補完して授業を支援するものとして非常に重要です。次期LMSとこれらのサービスについては,今以上に緊密な連携がとれるようつとめます。
A. 2022年度前期から,次期LMS上でコースの一括作成をおこないます。
「もみじ」の講義情報には次期LMSへのリンクが表示されることになります。2022年度のあいだはBb9も稼働しますので,Bb9のコースを作成し「もみじ」リンクを設定することで,今年度と同様にBb9を使うこともできます。